[政党・会派] [政党・会派一覧(一括版)]
★概要
1983年に八代英太(前島英三郎)を中心として結成された福祉政党。
八代はアナウンサー時代に下半身不随の重症を負ったが、車椅子で現役に復帰。1977参院選に全国区から無所属で出馬すると、障害者福祉を訴えて初当選を果たした。
当選後は無所属のまま非政党系の院内会派に所属して議員活動を行っていたが、1983参院選から全国区が比例区に変更されることが決まり、次回選挙での出馬が危ぶまれたため、諸派無所属が結集した無党派市民連合に参加した。
しかし無党派連合が内紛状態に陥ったため、1983参院選を前に独立。自ら福祉党を結成した。
八代を比例区に出馬させることだけが目的の政党で、1983参院選で八代が再選されたことで目的を果たした。
しかし選挙後に政党として活動を開始すると、幹部の一部は八代の独裁体制に不満を募らせた。八代自身は事実上の個人政党とみなしていたため両者の溝は埋まらず、1984初に矢田副代表ら名簿登載者の半数が同調して党規約を改正すると共に八代代表の更迭を発表。八代はこれを規約違反として認めず、自治省も静観する姿勢を見せたため、党は分裂状態となったが、八代と矢田の会談が行われた結果、和解が成立。しかし三浦は反八代の動きを継続したため、最終的に除名されている。
再選後の八代は無党派系の参議院の会に所属していたが、無所属では活動に限界があり、また参議院の会では無党派連合以来の対立が再燃し、分裂が進んでいた。
このため自民党からの入党要請を受け入れ、1984秋に入党。この結果、福祉党は国会の議席を失った。
八代の離党を承認したことで、存在意義を失った形となったが、党は存続を決定。八代を支援する団体として残ると共に、自民に批判的な福祉関係者の受け皿となることや、八代が辞任/死去した際の繰上当選の権利を残すことが考慮されたという。
1986参院選でも比例区に候補を擁立したが、前回を大きく下回る得票で、議席獲得に失敗。
1989参院選でも当選者を出せなかったが、この選挙では八代が自民から比例区に出馬しているにも関わらず比例区に候補を擁立。天坂代表も八代を批判しており、両者の関係は既に崩壊していたと思われる。
1990青森県知事選では、反核燃派の農民団体の一部が天坂代表の擁立に動き、天坂も一時は出馬を受諾して無所属での出馬を予定していたが、最終的に出馬を取り止めている。
1992参院選の際には、日本社会党が福祉党に比例区での統一名簿を呼びかけていたが、実現しなかった。
以後は活動が報道されることもなくなったが、少なくとも1990年代中頃までは存続していた。
*八代英太
本名:前島英三郎
1977参議院議員初当選
1983福祉党結成
1984自民党入党
1999郵政大臣
2005郵政造反で離党、総選挙で落選
2009新党大地に入党、総選挙で落選
2010民主党に入党、参院選で落選
★年表
1977/07/10: 参院選で八代が無所属で初当選
1977/10/18: 八代が会派「無所属クラブ」の結成に参加
1978/01/23: 八代が会派離脱
1979/11/22: 八代が会派「参議院無所属クラブ」の結成に参加
1979/12/20: 八代が会派「参議院クラブ」の結成に参加=参無クが発展
1980/07/08: 八代が会派「新政クラブ」の結成に参加=参クが発展
1982/12/20: 八代が会派「無党派クラブ」の結成に参加=新政クを離脱
1983/05/20: 八代が福祉党の結成を表明
1983/06/26: 参院選で1議席獲得=八代が当選
1983/07/11: 八代が会派「参議院の会」の結成に参加
1984/02/01: 反八代派が党規約を改正を改正して八代代表を解任、新代表は水上昌俊
1984/02/07: 水上が(反八代派)代表就任を撤回したため矢田が(反八代派)代表に就任
1984/02/12: 八代と矢田(反八代派)が和解
1984/--/--: 三浦が(反八代派)代表就任
1984/05/31: 八代派が三浦(反八代派代表)を除名
1984/11/26: 八代が自民党に入党
★役員
代表 *反八代派
1983/05/--: 八代 英太 ------------- #
1984/02/01: 水上 昌俊 # 反八代派が八代を更迭
1984/02/07: 矢田 茂 # 水上が支持団体の反発で反八代派代表就任を辞退
1984/02/12: ------------- # 八代と矢田が和解
1984/--/--: 三浦 道明 #
1984/05/31: # 八代派が三浦を除名
1984/11/--: 天坂 辰雄 ------------- # 八代が自民入党
198-/--/--: 小早川 正一 ------------- # 組織改革で天坂は幹事長就任
1986/--/--: 天坂 辰雄 ------------- #
*反八代派は自治省に代表変更を届け出ているが、その後の経緯を見るに受理されなかったと思われる
★選挙歴
1983参: 当1/候10: 1577630 (3.39%) #
1986参: 当0/候10: 570995 (1.00%) #
1989参: 当0/候10: 319298 (0.57%) #
★候補者
1983参 1989参 1992参
八代 英太 ○比01 ------ ------ #
天坂 辰雄 ×比02 ×比01 ×比01 #
小森 禎司 ×比03 ------ ------ #
三浦 道明 ×比04 ------ ------ # 副代表、1984/02の反八代派
小西 和人 ×比05 ------ ------ #
麻生 アヤ ×比06 ------ ------ #
水上 昌俊 ×比07 ×比08 ------ # 1984/02の反八代派
畑中 伸三 ×比08 ×比07 ------ # 1984/02の反八代派
角谷 盛夫 ×比09 ------ ------ # 1984/02の反八代派
矢田 茂 ×比10 ------ ------ # 副代表、1984/02の反八代派
平田 健治 ------ ×比02 ------ #
高島 博 ------ ×比03 ------ #
水城 和子 ------ ×比04 ------ #
平尾 達夫 ------ ×比05 ------ #
渡辺 芳子 ------ ×比06 ------ #
奥田 チエ ------ ×比09 ×比09 #
三枝 敏仁 ------ ×比10 ------ #
近田 登志子 ------ ------ ×比02 #
松本 しづ ------ ------ ×比03 #
福士 高 ------ ------ ×比04 #
村山 彰 ------ ------ ×比05 #
藤平 政男 ------ ------ ×比06 #
小野里 雄亮 ------ ------ ×比07 #
平尾 達夫 ------ ------ ×比08 #
赤石 勝美 ------ ------ ×比10 #
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