[政党・会派] [政党・会派一覧(一括版)]
★概要
1989参院選を前に荒井潤と小木曽茂子を中心として結成された反原発政党。
荒井や小木曽の思想的背景はよくわからないが、複数の新左翼系団体が組織的にこの党に参加している。
1986年のチェルノブイリ原発事故の後、日本においても反原発運動が盛り上がっていた。しかし以前から反原発運動を主導してきた日本社会党は、現実路線への転換の中で党内で原発容認派が増えており、反原発運動活動家の不信を買っていた。
このため、荒井潤らは当時の国政の混乱に乗じて支持を拡大すべく、1989参院選への候補者擁立を目指して全国各地の反原発団体に声を掛け、1989/03に「脱原発で参院選を」と題する全国連絡会を開催。4月の第2回大会で党名を「原発いらない人びと」とすることを決定し、5月の第3回大会で荒井と小木曽茂子を共同代表に選出して正式に結党した。
参院選比例区の候補者は、当初の発表では各地の団体の有力者が選ばれていたが、その後、電力会社のエリアごとに支持者の投票で選び、さらに地域候補がくじ引きを行って比例名簿順位を決定する方式が採用された(ただし実際に行われたか不明)。また、当選した場合には任期半分の3年で辞職して下位候補を繰り上げ当選させることも決められた。
しかし、この選挙では他にも多数の環境系政党が候補者擁立を目指していたため、共倒れを懸念して大同団結を模索。「みどりのネットワーク」と「ネットワークいのち」とは共闘で基本合意したが、理念は一致しても組織形態・活動方針・比例名簿順位などで対立し、最終的に原発いらない人びとが即時合流を拒否したため、共闘は白紙に戻され、"みどり"と"いのち"は2党のみで新党を結成している。
他にも「ちきゅうクラブ」のメンバーとは荒井や小木曽と個人的な繋がりがあったが、同様の問題で共闘できず、参院選は環境系政党が乱立することになった。
結局、選挙では支持を得られずに惨敗。「みどりといのち」と「ちきゅうクラブ」の票を合わせても議席獲得に遠く及ばなかった。
選挙後に全国連絡会を開催して参院選の総括を行い、今後も党を存続させることを決定しているが、元々が各地の環境団体や新左翼団体の寄せ集めだったため、実質的に活動を停止したと思われる。
実際、メンバーは以後は別の形で活動しており、その一部は1992参院選では「希望」を支持した。
1992参院選後に正式に解散したが、荒井と小木曽はその後も反原発運動に関わっている。
★役員
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共同代表: 荒井 潤
共同代表: 小木曽 茂子
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*政治団体届出上の代表者は小木曽
★選挙歴
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1989参院選: 0/10 : 161523 0.29% # *比例区得票、候補者は比9選1
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★候補者
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渡辺 春夫 比例01 # 中部電力 合成洗剤問題研究会員、浜松原発とめようネットワーク代表
紋 治呂 比例02 # 東京電力 解放塾講師、俳優
木村 京子 比例03 # 九州電力 原発のない世界をつくる女の会代表、福岡東部生協監事(現在のグリーンコープ)
阿部 宗悦 比例04 # 東北電力 女川原発差止訴訟原告団長、女川町議(宮城県)
丸井 美恵子 比例05 # 四国電力 原発さよなら愛媛ネットワーク、言語療法士
奥村 悦夫 比例06 # 四国電力 リサイクルショップ経営
柴田 由香利 比例07 # 関西電力 声楽家、(元)中学教諭
今野 敏 比例08 # 東京電力 小説家
杉本 皓子 比例09 # 中部電力 フィリピン情報センター運営委員、*生活クラブ生協系
木村 結 東京 # 脱原発選挙・東京ネットワーク、*生活クラブ生協系
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*参院選比例区の候補者は、電力会社のエリアごとに支持者の投票で選び、さらに地域候補がくじ引きを行って比例名簿順位を決定する方式が採用されたとするが、実際に行われたかどうか不明。
上記リストでは10電力会社のうち、北海道電力・北陸電力・中国電力・沖縄電力が欠けている。また。四国電力エリアの第2候補が関西電力エリアの候補よりも上位に位置しており、公平性に配慮した名簿順位とは思われない。
荒井潤のTwitter *更新停止
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