[政党・会派] [政党・会派一覧(記事リスト)]
★概要
2023年に「NHK党」が党名を変更した政党。
2019参院選で初めて当選者を出したNHKから国民を守る党は、その後、何度も党名変更を繰り返していたが、2022春にはNHK党と改称し、2022参院選で再び議席獲得に成功した。
しかし、この参院選で当選したガーシー(東谷義和)は暴露系YouTuberとして数々の問題を起こして多くの被害者から訴訟を起こされていたため、不当逮捕されないためとして海外に逃亡しており、当選後も帰国せずに議院に出席しなかった。議員の責務を果たさないにも関わらず多額の歳費を受け取っていることに対する批判が強まり、2023年には参議院議長からの要請で議院への出席を求められたものの、依然として出席する気配を見せず、次に懲罰委員会で議場での陳謝を要求されたもののこれも拒否したため、最終的に議員を除名された。
立花代表は当初はガーシーを擁護しており、参議院からの陳謝要求が決まった際にもガーシーは帰国して陳謝すると明言していたものの、最終的に実現しなかったことで責任を取るとして党代表を辞任するとともに、党名を「政治家女子48党」へと改称した。
「政治家女子48党」は前年(2022)秋に、2023統一地方選に向けて女性候補者を募集する「歌って踊れる『政治家アイドル』プロジェクト」と称して立花が結成を表明した政党で、本来はNHK党の傘下にある別の政党だったが、話題作りのためにNHK党と一体化させたのだと思われる。
後任の代表には(元)子役タレントとして知名度がある大津綾香が就任したものの、立花は事務局長の立場で実権を握っているものとみられていたが、まもなく両者の対立が表面化。
立花は事務局長を辞任して党の運営から手を引くことを表明したが、その直後の4月に大津代表の除名と斉藤健一郎(参議院議員)の新代表就任、さらに自身は代表権の無い党首に就任したと発表。立花によると、大津代表と黒川幹事長が主導する政治資金パーティーの開催に党の支持者から強い批判があり、多数の出資者から即時返金を求められる事態となっているため、この事態を収拾するために立花に代表権を戻すように大津に要求したところ大津が了承したためとしていたが、大津は自身の代表辞任発言を否定して現在も代表であることを表明。まもなく開かれた党の役員会や総会でも大津の除名と斉藤の代表就任が追認されているが、大津は代表が開催を認めていない総会は無効だとして除名処分を認めず、さらに党資金の不明朗な流れを調査するとして党の銀行口座を大津名義に変更して立花の政治資金疑惑を批判した。
総務省は中立の立場を採って立花らからの役員変更届の受理を保留し(後に却下)、裁判所も大津からの地位確認の訴えを代表権の在り処に言及しないまま却下しており、党内での話し合いでの内紛収束が求められていたものの、両者の溝は埋まらず裁判となった(2023末段階で係争中)。
党の分裂騒動の最中に行われた統一地方選では、政治団体「NHK党」なども含めて候補者82人を擁立したが当選者はわずか4人だけだった。
大津は立花の政治資金流用疑惑を提起しているものの証拠を出すことを拒んでおり、さらに党内紛発生時に党の会議への出席を拒否したことなどから、党内で大津を支持するものは少なかったが、総務省や裁判所が党内紛に介入していないことで書類上の代表者のままとなっている。6月には立花支持の丸山穂高(副党首)・斉藤健一郎(副党首)・立花孝志(会計責任者)・粟飯原美香(監事・会計担当者)の主要役員4名の解任を発表。また、党の政治資金団体として指定されていたホリエモン新党とも手を切り、立花色の払拭を図っている。さらに8月には反立花で共闘していた黒川敦彦をカルト的な主張などを理由に幹事長から解任しており、旧NHK党色はほぼ消滅している。
一方で立花は国会議員2名など旧来の支持者の多くから支持を受けているものの、書類上の代表権が依然として大津の側にあり、党の口座も党内紛を理由にりそな銀行が凍結しているため、立花の知名度を活かして政治資金や裁判費用をクラウドファウンディングなどを利用して集めている。6月には斉藤への代表変更と「NHKから国民を守る党」への改称を総務省に届け出ているが、権限のある代表権による届け出かどうか疑義があるとして8月に不受理となった。しかし、参議院議院2名はいずれも立花支持であるため、参議院会派の名称は8月に「NHKから国民を守る党」へと変更されている。
大津は政治資金疑惑の解明のためとして立花に過去の会計帳簿の引き渡しを要求していたものの、立花は大津は代表者ではないとして拒否し続けていたが、8月に大津が裁判に訴え、10月には和解が成立して大津に帳簿を引き渡される事になった。この際に、立花は代表権争いが決着するまで解党しないことを帳簿引き渡しの条件としているが、立花支持者によると、大津は立花の不正を暴くと言いながら証拠を出せ無いので、やけっぱちになって解党する危険があったために付けた和解条件だったとしている。
11月に大津から「みんなでつくる党」への改称が届け出され、まもなく承認された。
党名変更の理由して、大津は炎上させてバズらせるお騒がせ政党から脱却して政治に真摯に向き合うためと説明し、もうみだりに党名を変えないともコメントしている。
しかし、依然として党内紛は続いており、双方による訴訟合戦も止む気配を見せていない。国会議員2名は立花を支持して大津を批判しているものの離党も除名もなされていないため、みんなでつくる党も政党要件を満たした政党のままとなっている。
★役員
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党首: 大津 綾香
幹事長: 黒川 敦彦
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*5月に党の総会で大津代表の解任と斉藤健一郎の代表就任を決定しているものの、総務省が代表変更の届出を受理していないため、公式には大津が代表のままとなっている
*黒川は立花との対立で党名変更直後に幹事長辞任を表明しているが、直後に新代表の大津と立花との内紛が発生し、大津の側についたことで幹事長に留任している、しかし、8月に方向性の違いを理由として幹事長を解任されている、カルトな主張や実現不可能な政策の主張を批判されたからだという、後任の幹事長は発表されていない
*会計責任者だった立花は7月に大津によって解任され、後任には広瀬和幸が就任しているが、広瀬はわずか2週間で実質的に解任され、大津代表が職を兼ねることになっている
★議員
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浜田 聡 参 19比例 #
ガーシー 参 22比例 # 本名「東谷義和」、2023/03/15除名
斉藤 健一郎 参 22比例 # 堀江貴文の秘書、2023/03/24繰上当選
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*党内紛では浜田と斉藤はともに立花の側に付いているが離党しておらず、また、届出上の代表である大津も両者を役員から解任したものの除名していないため、党所属議員のままとなっている、どちらの側にとっても除名や離党→新党だと政党要件を失って政党交付金が得られなくなるからだと思われる
*斉藤はNHK党の名簿4位だったが、斉藤を当選者とするために2位の山本太郎と3位の黒川敦彦に当選を辞退させている
★参議院会派
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2023/03/09: 2 :*「NHK党」から会派名を変更
2023/03/15: -- :*会派解消 ガーシーが除名
2023/03/24: 2 :*会派再結成 斉藤健一郎が繰上当選
2023/08/10: 2 :*会派名を「NHKから国民を守る党」へと変更
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*党内紛では浜田と斉藤はともに立花の側に付いており、6月には斉藤を代表者として「NHKから国民を守る党」への党名変更を総務省に届け出たが9月に却下されている
★年表
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2023/03/08: 立花代表が辞任、「政治家女子48党」への改称と大津の代表就任を発表
2023/03/15: ガーシーが参議院議員除名
2023/03/24: 立花がNHK契約者の個人情報を不正に取得したとする裁判で有罪判決
大津が党の政治資金パーティーの開催を発表
2023/03/27: 立花・大津・黒川の話し合いで大津代表と黒川幹事長の辞任が内定
2023/03/29: 立花が大津の代表辞任と斉藤の代表就任を発表
2023/03/31: 大津が党の定例会見を中止したため、立花がNHK党として会見
2023/04/04: 大津が党の口座を自分名義に変更
2023/04/05: 大津が立花らの主張を否定して自身が代表であることを表明
2023/04/06: 立花が開催した党役員会で大津の除名を決定
2023/04/07: 立花が斉藤の代表就任を総務省に届出
2023/04/09: 統一地方選・前半戦、大津が神奈川県知事選で落選
大津が党代表の地位確認の仮処分を千葉地裁に申立
2023/04/11: 立花が衆議院千葉5区補選に公認候補を擁立
2023/04/12: 立花が開催した党の総会で大津の代表解任と除名を追認、斉藤の代表就任を決定
大津が党内手続きの無効を主張
2023/04/14: 大津が党代表の地位確認の仮処分の申立に関して裁判所から指摘された不備を訂正
2023/04/23: 統一地方選・後半戦
大津が目黒区議選で落選
2023/05/10: 立花が開催した党の総会で、投票で大津の解任と斉藤の代表就任が改めて決定
2023/05/26: 千葉地裁が大津の申立を却下
2023/06/25: 立花が斉藤を代表者として認める仮処分を申立
2023/06/26: 立花が大津に対して損害賠償請求裁判を提起
2023/06/28: 大津が丸山穂高・斉藤・立花・粟飯原美香の役員解任を発表
大津が講座の凍結を巡り、りそな銀行を提訴
2023/07/03: 大津が開催した役員会で立花らの役員解任を追認して新役員を発表
2023/07/17: 大津が会計責任者の広瀬和幸を解任して自身の兼職を発表
2023/07/24: 大津がホリエモン新党の政治資金団体指定を取り消し
2023/08/10: 参議院会派の名称を「NHKから国民を守る党」へと変更
2023/08/14: 大津が黒川敦彦を幹事長から解任
2023/09/05: 総務省が立花/斉藤が提出していた党名&代表者変更の届け出を却下
2023/11/06: 「みんなでつくる党」へと改称
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・公式サイト *閉鎖
・立花派・公式サイト *NHK党のサイト
コメント
コメント一覧 (3)
23/9/5付で不受理になりました
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei15_02000377.html
下の方に記述がありましたね
NHK党系はまともに報道されることが少ない上に双方共に言っていることが変わったりしてさっぱりわからないですが、それだけに早めにまとめておかないと余計わからなくなると早めに記事を書いたので変なところもあると思いますので、何かお気づきでしたら遠慮なくコメントお願いします。