しゃかいくらぶ
(社会ク)
1959/10/25~1959/12/28 *衆参国会会派

[政党・会派] [政党・会派一覧(記事リスト)] [民社党]
★概要 1959秋に日本社会党を集団離党した西尾派議員が結成した政治グループ/国会会派で、民社党の源流となった勢力のひとつ。 社会党は1955年に左右再統一を果たし、1956参院選で大きく躍進したことで、近い将来の政権獲得が現実的なものとして捉えられるようになった。しかし、議席の大幅増で政権交代への道筋を付けるはずだった1958総選挙で議席が微増に終わったことで党の路線を巡る論争が起き、党内最右派の西尾末広は社会党が総評に偏重していることが国民の広い支持を得られない原因だとして国民政党への脱皮を主張したが、総評や社会主義協会などの党内最左派は左派純化路線を唱えるグループを結成して西尾派に対抗した。 1959統一地方選でも社会党は苦戦し、直後の1959参院選で前回を大きく下回る結果に終わると、党内左右両派から執行部の責任を問う声が一斉に上がり、党再建論争が活発化。西尾は改めて党の国民政党化と反共産主義路線を主張すると共に、翌年の安保改定向けて現行の日米安保条約に代わる独自の安保改定案を提示したが、安保闘争を主導する総評は強く反発し、左派が強い党青年部なども同調して西尾除名を求める声が強まった。 当時の委員長の鈴木茂三郎は左派出身だったが、河上派や全労会議など他の右派にも西尾に同調する声があったため、党の大分裂を回避するための落とし所を模索したものの、党内抗争は激化の一途を辿り、1959秋の党大会では、鈴木派らの反対で西尾除名案は否決されたものの、西尾を統制委員会に掛ける決議には鈴木派も同調して可決された。 このため、西尾派は党役員を全員引き上げると共に翌日の党大会を集団ボイコットしたが、党には留まって引き続き党再建を目指すことを表明し、日本社会党再建同志会を結成。これに呼応して地方でも西尾を支持するグループが続々と結成された。党大会ボイコットには河上派も同調していたため、執行部は党大会を一旦休止して事態収拾に動くことになったが、もはや左右の和解が不可能とみた党執行部は西尾派を見捨て、約1ヶ月後の続開大会を前に行われた統制委員会で右派の委員の退席中に西尾を譴責処分とする採決を強行。これを受けて西尾派は新党結成を表明し、まもなく集団離党して衆参両院に院内会派「社会クラブ」を結成した。 続開大会直前に河上派が裏切って左派に付いたことで右派の大結集は不可能になったものの、河上派内には派閥の対応に不満を募らせる者も少なくなく、さらに総同盟や東京都連の右派も西尾派に同調したこともあって新党運動は大きな広がりを見せ始めたが、党執行部や河上派幹部が必死の慰留工作を行ったことで、河上派からの離党者は最終的に12名に留まっている。 河上派からの離党者は西尾派への吸収の形を採らないために、当初は独自の新党準備会を結成し、衆議院でも独自会派の「民社クラブ」を結成したものの、まもなく両派は合同で新たな新党準備会を結成し、年末の通常国会を機に院内会派も合同して「民主社会クラブ」を結成した。 翌年には民主社会クが「民主社会党」へと発展している。
★役員
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代表世話人:    伊藤 卯四郎
国会対策委員長:  春日 一幸
政策審議会責任者: 曾禰 益
総務責任者:    中村 正雄
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衆議院会派代表者: 伊藤 卯四郎
参議院会派代表者: 棚橋 小虎
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★会派
              衆 参
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1959/10/25: 21 12 :*衆参で会派結成
1959/11/26:    13 :永末英一が入会
1959/12/28: -- -- :*衆参で会派解散
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★国会議員 ◇衆議院議員 *21名
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小平 忠         北海04 # 
竹谷 源太郎     宮城01 # 
鈴木 一         秋田01 # 
小松 信太郎     福島01 # 
武藤 武雄       福島03 # 
松尾 トシ子     神奈01 # 
土井 直作       神奈02 # 
春日 一幸       愛知01 # 
塚本 三郎       愛知02 # 
加藤 鐐造       岐阜02 # 
堤 ツルヨ       滋賀全 # 
水谷 長三郎     京都01 # 
大矢 省三       大阪01 # 
西尾 末広       大阪02 # 
西村 栄一       大阪05 # 
佐々木 良作     兵庫05 # 
内海 清         広島03 # 
広瀬 勝邦       徳島全 # 
伊藤 卯四郎     福岡02 # 
池田 禎治       福岡04 # 
今村 均         長崎01 # 
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◇参議院議員 *12+1名
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東 隆           56北海 # 
曾禰 益         56神奈 # 
棚橋 小虎       56長野 # 
松浦 清一       56兵庫 # 
中村 正雄       56全国 # 
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田畑 金光       59福島 # 
天田 勝正       59埼玉 # 
田上 松衛       59神奈 # 
村尾 重雄       59大阪 # 
赤松 常子       59全国 # 
基 政七         59全国 # 
向井 長年       59全国 # 
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永末 英一       59京都 # 1959/11/26入会
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*永末は河上派出身で本来は民社クラブ所属だが、民社クは参議院議員が2名だけだったため、民主社会クラブの結成に先行して社会クラブに入会している もう1名の民社ク所属参議院議員(島清)は民主社会ク結成までは会派に所属していない